香雪園

こうせつえん

萩出身の実業家、藤田伝三郎 誕生の地

藤田伝三郎誕生の地である「香雪園(こうせつえん)」。
伝三郎の号にちなんで「香雪園」と称されています。

令和4年、藤田伝三郎没後110年を記念し、藤棚等緑化の整備や三石組を復元して、城下町景観にふさわしい緑地にリニューアルしました。



藤田 伝三郎(ふじた でんざぶろう)
天保12年(1841)-大正元年(1912)
伝三郎は酒造業を営む藤田半右衛門の四男として、南片河町に誕生しました。若くして醤油醸造業を経営しましたが、多くの武士に交わり、尊王夷運動に奔走しました。のちに高杉晋作に従い、奇兵隊にも加わっています。
維新後、大阪で軍靴製造をはじめ、明治9年、兄2人(藤田鹿太郎・久原庄三郎)と共に藤田伝三郎商社を設立、のちに藤田組と改称し、鉱業を中心として発展しました。伝三郎が手がけた企業は、現在の藤田観光(株)、毎日新聞社、大成建設(株)など数多くあります。

また、岡山県・児島湾の5千ヘクタールにおよぶ干拓など多くの事業を行っています。明治18年、大阪商法会議所(現:大阪商工会議所)の会頭となり、関西財界の指導者として活躍しました。
大正元年没、享年72歳。


藤田伝三郎【萩の人物データベース】
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三石組(さんせきぐみ)
明治時代の実業家藤田伝三郎の誕生地である南片河町の香雪園にあった庭石。香雪園のリニューアルに伴い、萩博物館敷地内から移設しました。

基本情報

住所 萩市呉服町1丁目、南片河町
営業時間 散策自由
アクセス 萩博物館前駐車場より徒歩1分

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