約2万5000本のヤブツバキが自生し、2~3月に見ごろを迎えます
笠山の北端にあたる虎ヶ崎には、およそ10haの広さに約25,000本のヤブツバキが自生しています。
笠山椿群生林では何度も伐採が行われ、切られるたびに交配を繰り返したために、さまざまな特徴あるヤブツバキが誕生しました。花の形や色、咲く時期や葉の特徴などから60タイプに分類される多様性に富んだ花を見ることができます。
開花期間は12月上旬~3月下旬と長く、例年2月中旬~3月下旬頃に見ごろを迎えます。背の高い椿の樹上に咲く色鮮やかな椿の花と、木から落ちた“落ち椿”が地面を赤く彩る光景をお楽しみいただけます。花の見頃にあわせて、毎年「萩・椿まつり」が開催されます。
群生林内は遊歩道が整備されており、散策をお楽しみいただけます。
※群生林内にある地上約13mの展望台は、現在ご利用いただけません
笠山は、藩政時代には萩城の北東、鬼門の方角に当たるので、藩では笠山の樹木の伐採や鳥獣の捕獲を禁止していました。そのため全山原生林の様相を呈し、大木に覆われていましたが、明治になってその禁が解かれ、大木は切り倒されて用材となり、雑木類は薪炭用に伐採されるなど、昔日の面影はなくなりました。
昭和40年代以降、市では雑木の伐採、道路の整備などに力を注ぎ、現在見られる立派な椿林となりました。平成14年8月1日に市指定天然記念物に指定されています。
基本情報
電話番号 | 0838-25-3139 (萩市観光課) |
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住所 | 萩市椿東越ヶ浜 虎ヶ崎周辺 |
営業時間 | 散策自由 |
休日 | なし |
駐車台数 | 駐車場あり(無料) ※椿まつり期間中の土日祝日は有料(300円) |
アクセス | 車で/ 中国自動車道 美祢東JCT~小郡萩道路 絵堂ICより約40分 公共交通機関で/ 山陽新幹線 新山口駅より、萩直行バス「スーパーはぎ号」または路線バス(防長バス)で、萩バスセンターまたは東萩駅下車 ↓ (タクシー) 萩バスセンターより約20分、東萩駅より約15分 (バス+徒歩) 萩バスセンターまたは東萩駅より路線バス(防長バス)で「越ヶ浜バス停」下車、徒歩約40分 ※椿まつり期間中の土日祝日は、「越ヶ浜バス停」より会場まで無料シャトルバスが運行 |
備考 | 大型バスは、笠山椿群生林まで行くことができません |
ホームページ | https://www.hagishi.com/tsubaki |