須佐唐津古窯跡群

すさからつこようせきぐん

萩焼とほぼ同じ時期に始まりながら、萩焼とはちがった歴史をたどった須佐唐津焼

須佐唐津古窯跡群は、須佐市街地から須佐川に沿って約4㎞さかのぼった唐津地区の西側斜面に三基並んで築造され、窯歴の新しいものから一号窯・二号窯・三号窯と呼ばれる登窯で、最古の三号窯は鉄骨・スレートの覆屋により保護されています。窯が築かれた年代は不明ですが、操業期間は江戸時代初期から大正時代末期に及びます。
堆積していた陶磁器類に見られる技法や器の種類・形の推移により、須佐唐津窯の実態を知ることができます。萩焼の窯の始まりとほぼ同時期に須佐唐津窯が始められながら、萩焼の成立とは異なる歴史をたどったと推定され、須佐唐津焼は近世陶磁器史上にも異彩を放つものとして特筆すべきものということができます。
(県指定史跡)  

基本情報

電話番号 08387-6-2211(萩市須佐総合事務所)
住所 萩市大字須佐字唐津1647番地 ほか
駐車台数 駐車場あり
アクセス JR須佐駅から車で約15分

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