萩のまちの紹介、鉄道の父・井上勝の関連資料を展示するレトロな駅舎
白く美しい外観が目を引くレトロなJR萩駅舎の中にある展示室。
半円形のドーマー窓を有する白壁に柱や梁が露出するハーフティンバー構造の萩駅舎は、大正14年(1925)に建てられ、平成10年に当時の姿に復元・補強したものです。平成8年(1996)に、国登録有形文化財となっています。
館内は、萩の美しい自然や歴史を紹介する展示館として公開され、萩市出身で日本の「鉄道の父」と称される井上勝に関する資料なども展示しています。
また、展示館前にある電話ボックスは、大正末期から昭和初期に設置された日本で2番目の型式もので、写真を元に復元されました。この型式の電話ボックスは日本で唯一です。
夜には駅舎がライトアップされます(日没~22:00まで)
2016年10月14日、萩駅舎前に ”鉄道の父” 井上勝 銅像が建立されました。
2017年6月、JR萩駅舎内にある「萩市自然と歴史の展示館(萩駅舎内)」の展示内容をリニューアルしました!
萩博物館およびジオパーク推進課の監修・協力により、萩市の観光情報や、日本の近代化を牽引した「長州ファイブ」の一人、「鉄道の父・井上勝」に関連する情報を発信しています。
待合室の展示概要
江戸時代のまち並みがいまも変わらず、当時の城下町絵図を地図として使うことができる城下町・萩。
そのひみつをひもとく展示や、1925年(大正14年)の萩駅開業時の映像・資料、また中四国の地図に観光名所と鉄道が描かれている「中四国鳥瞰図」などが展示されています。
また、国鉄が1970年代に展開した「ディスカバージャパン」のキャンペーンで萩を紹介したポスターを見ることができます。
1. 鉄道遺産「萩駅」
・萩駅の開業 (古写真、1925年の開業式映像)
・「萩を中心せる付近名所図絵」 (鉄道開業時に発行された観光案内図)
2. 鉄道と観光 ~90年前の観光ブーム~
・「中四国鳥瞰図」
(鉄道開業により、史跡名勝・神社仏閣を訪ねる観光ブームが生起していたことを示す資料、
90年前の「瑞風」の運行ルート)
3. 江戸時代の城下町絵図を地図として使うことができる城下町萩のひみつ
・江戸時代の「まち」が大きく改変されなかった理由
(「水都萩の微地形」、「夏みかん栽培」、「三角州を迂回敷設された鉄道」、「免災」など
により守られたフルセットの城下町)
4. ブラリ楽しい「まち」歩き情報
・古地図でまち歩き (変わらない「まち」での楽しい「まち歩きツアー」を提案)
5. 歴史遺産・自然遺産のまち・萩
・世界文化遺産へのいざない (日本の近代化が見えてくる旅の提案)
・「大地とともに生きるまち」へのいざない (大地の恵みを体感する旅の提案)
6. ディスカバージャパンキャンペーンと萩
・ディスカバージャパンのキャンペーンポスター
(「美しい日本と私」に出あえる「まち」の紹介)
「鉄道の父・井上勝」記念室の展示概要
萩博物館所蔵の資料(複製)などを通じ、萩出身で日本の鉄道の草創期に深くかかわった「鉄道の父」井上勝が、日本の近代化に果たした役割を紹介します。また実際に使用されていた「通票閉塞器」や「回転式常備乗車券保管箱」など、萩の鉄道遺産を展示しています。
2022年5月3日(火・祝)~12月4日(日)まで 特設展示を行います
鉄道開業150周年記念 特設展示
「日本最初の鉄道開通と井上勝」
日本最初の鉄道開業と、それに大きく関わった萩出身の井上勝に関する特設展示を行います。絵図や写真、古文書など様々な関連資料をパネルにし、井上勝の鉄道開通との関わりを紹介します。
基本情報
Tel | 0838-25-6004 |
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住所 | 萩市椿3537-3(JR萩駅舎内) |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休日 | 12/29~1/3 |
駐車台数 | 普通車10台 |
Webサイト | |
料金 | 無料 |
アクセス | 萩循環まぁーるバス(西回り)「萩駅・観光協会前」バス停より徒歩すぐ |