13代藩主・毛利敬親が家臣たちと茶事に託して時勢を論じた茶室
指月公園内にある趣のある茶室。
花江茶亭は、旧三の丸にあった13代藩主・毛利敬親の別邸 花江御殿内にあった茶室「自在庵」を、明治22年(1889)頃に指月公園内に移築したものです。
幕末の多事多難のおり、この茶室で敬親は支藩主や家臣たちと茶事に託して時勢を論じ、国事を画策したといわれています。
建物は木造入母屋造り茅葺き平屋建てで、桁行6.84m、梁間3.62m、本床と脇床がついた4畳半の茶室と、3畳の水屋からなっています。移築の際、瓦葺きの平屋1棟が控の間として増築されました。
【萩市指定有形文化財】
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