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萩といえば夏みかん!のひみつ

山口県萩市の特産である「夏みかん」。
萩では夏みかんの木があちらこちらで見られ、白壁や土塀から黄色い夏みかんの実がのぞく風景は、萩ならではの景色として愛されています。

萩のまちには、どうしてこんなに夏みかんがあるのでしょう?

夏みかんが萩で栽培されるようになったのは、明治維新後のこと。
萩藩士だった小幡高政(おばたたかまさ)が、禄を失い困窮する士族たちの救済のために、夏みかんの商品栽培を奨励したのが始まりです。

幕末期に萩(長州)藩の中心は萩から山口へ移り、藩主とともに重臣たちも萩の地を離れたため、住む人のいなくなった広い武家屋敷があちこちに残っていました。
そこで、その武家屋敷の広大な土地に夏みかんの木を植えて、1876年から大々的に夏みかん栽培が始まりました。全国でも初めての試みだったそうです。

夏みかんは高値で取引されるようになり、昭和30年代には、夏みかんの生産額が当時の萩町の総予算の8倍以上にあたる金額にのぼったそうです!

 

萩博物館に当時の資料が残されています↓

 

武家屋敷の高くて丈夫な土塀は、夏みかんを風から守るのに適していたため、補修されながら維持されてきました。そのため、昔と変わらぬ景観が残り、「夏みかんと土塀」は、萩を代表する景色としていまも続いているのです!

 


(出典:Hagi Geopark youtube)

 

▼夏みかんのおすすめスポットはこちら!
【ガイドとめぐる萩のまち】萩といえば夏みかん!夏みかんをめぐるまち歩き

 

5月上旬~中旬にかけて、ゴールデンウィークの頃から夏みかんの花が咲き始めます。つぼみがいっぱいできて、鈴なりに花が咲き、とてもよい香りがします!
この時期、萩のまちを歩くと、どこからかふわっと甘くさわやかな香りに包まれます。
5月にはぜひ、萩ならではの香りを体感しにいらしてください!

5月中旬には 萩・夏みかんまつり が開催されます!

 

そして、花が咲いた後は実を結び、青い実がどんどん大きくなって、紅葉の時期くらいに黄色く色づき始めます。

濃い緑色から黄色く色が変わり始め、実の色がグラデーションになっています。
この光景が見られるのは11月頃だけです。

 

夏みかんは見るだけじゃない!
ジュースやスイーツとしても人気があります。
夏みかんソフトクリームもおすすめです。お店によって味が違うので、ぜひ食べ比べてみてください♪

▼おすすめ!萩の夏みかんソフトクリーム

 

萩の風景を彩る夏みかん。
景観を楽しむだけではなく、花の香りを感じ、味わうことができる、まさに萩を代表する逸品です!

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