山口県萩市には、堀内(ほりうち)・平安古(ひやこ)・浜崎(はまさき)・佐々並市(ささなみいち)の4つの重要伝統的建造物群保存地区があります。
萩市に残る歴史的まち並みのうち、
旧萩城三の丸「堀内地区」、また外堀南側の武家地「平安古地区」が、昭和51年(1976)に全国で最初に国の『重要伝統的建造物群保存地区』に選定されました。
そして、平成13年(2001)に三角州の北東端の港町「浜崎地区」、平成23年(2011)に萩往還の宿場町である「佐々並市」が選定され、萩市の伝建地区は4地区となり、ひとつの市町村に所在する数としては全国最多となっています。(2020年10月時点)
**********************
重要伝統的建造物群保存地区(伝建)って?
重要伝統的建造物群保存地区とは、宿場町や門前町、港町、茅葺集落など全国各地に残る伝統的な建物が集まった地区で、文化財保護法に基づいて保存されています。
全国の伝建地区には、16,440棟の伝統的建造物が存在し、約5万人の人々が暮らしており、そこには、現在でも美しいまちなみとともに、祭礼や生業が息づき、本物の日本に触れることができます。
まさに、世界にも誇るべき「まちなみ遺産」と言えます。
**********************
萩市にある、特徴ある4つの伝建地区をご紹介します!
萩市堀内地区伝統的建造物群保存地区
堀内は、旧萩城三の丸のあたり、かつて萩藩の諸役所や毛利一門をはじめとする大身の武家屋敷が建ち並んでいました。近世城下町の武家屋敷としての地割がいまもよく残り、重厚な土塀や石垣、武家屋敷を見ることができます。世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつ、萩城下町エリア内にあります。
萩市平安古地区伝統的建造物群保存地区
平安古は、旧萩城三の丸を囲む外堀の南に位置します。ここにもかつて数多くの武士が屋敷地を構え、現在でもそれら武家屋敷の主屋、長屋、土蔵などが残っており、藩政期の姿をよくとどめています。道の左右を高い土塀で囲み、道を鍵の手(直角)に曲げた独特の道筋『鍵曲(かいまがり)』などがあります。
萩市浜崎伝統的建造物群保存地区
浜崎は、城下町の形成にともなって開かれた港町で、近世は北前船の寄港地として廻船業と水産業で栄え、大正から昭和初期にはイリコなどの水産加工業や夏みかん等の積み出し港として栄えました。江戸時代から昭和初期に建てられた町家が数多く残り、伝統的建造物に特定された町家や土蔵などの建築物は138棟を数えます。
萩市佐々並市伝統的建造物群保存地区
佐々並市は、萩市の南部に位置する農村集落で、かつての萩城下町と三田尻(山口県防府市)を結ぶ萩往還の中間点に位置することから、参勤交代の際などに藩主が休息する御茶屋を中心とした、宿駅機能を有する集落として栄えました。茅葺きの民家や石州赤瓦の町並みが、周囲の棚がなどと一体となって宿場町の風景をよく伝えています。
萩の特徴的な伝建地区を、ガイドさんと一緒にまち歩きするプログラムが実施されています。
古地図を片手に、ぶらり萩あるき (外部サイトへリンク)
古地図がいまでも使える萩のまちで歴史的な町並みに隠されたストーリーを再発見するガイド付きまち歩きです。ちょっとマニアックな視点で歩き、「へぇ~」というポイントを紹介してくださいます。
ぜひこちらのガイドウォークもご利用ください!(要事前予約)


