2022/10/30
萩出身で「鉄道の父」と称される井上勝は、明治5年(1872)に日本で最初に開通した新橋~横浜間の鉄道建設を指揮しました。鉄道の開業は、日本の文明開化を宣言するできごとで、国の威信をかけた巨大プロジェクトでもありました。
特設展示では、絵図や写真、古文書など様々な関連資料をパネルにし、井上勝の鉄道開通との関わりを紹介します。また、このほど東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)より寄贈された高輪築堤の石材を初公開します!
会場
萩駅舎(萩市自然と歴史の展示館)
萩市椿3537-3
観覧料無料
会場では、新橋~横浜間に開通した日本最初の鉄道にまつわるさまざまな話題をパネルで紹介
開通当時の様子などが描かれた美しい錦絵も展示されています
井上勝をはじめ、鉄道開業に尽力した人々の紹介や、書簡、古文書などをパネルで展示
初公開!
高輪築堤(たかなわちくてい)の石材
平成31年(2019)、JR東日本による品川駅周辺の開発工事中に「高輪築堤(たかなわちくてい)」の石垣の一部が発見されました。
新橋~横浜間の鉄道建設の際、海上に列車を走らせるために建設されたもので、19世紀の海上鉄道遺構としてきわめて価値が高いと評価されています。
このほど築堤の石材の一部が東日本旅客鉄道株式会社より萩へ寄贈されましたので、初公開します!