萩といえば夏みかん!夏みかんをめぐるまち歩き

2021/05/04

萩の特産である「夏みかん」。
萩では夏みかんの木があちらこちらで見られ、白壁や土塀から黄色い夏みかんの実がのぞく風景は、萩ならではの景色として愛されています。

これから5月中旬にかけては、夏みかんの白い可憐な花が咲き、歩いているとふわっと甘くさわやかな香りに包まれます。
夏みかんを満喫できるこの時期に、萩のまちをガイドさんと一緒に歩きます。

 

4月30日(金)「夏みかん」の開花宣言がありました!

58日(土)・9日(日)には、かんきつ公園で「萩・夏みかんまつり」が開催されます。
夏みかんや夏みかん製品の販売、夏みかんクイズラリーや抹茶席などが盛りだくさんです!

萩・夏みかんまつり

 


 

かんきつ公園

ここかんきつ公園には、萩で栽培されている夏みかんをはじめ甘夏・橙などの柑橘類約380本が植えられています。

かんきつ公園


【ガイドさん説明】
土塀や白壁からひょっこりのぞく夏みかん。

いやぁ~いかにも萩らしいですね~。
「萩にはどうしてこんなに沢山の夏みかんがあるのですか?」と、よくご質問を頂きます。

幕末から明治にかけて禄をなくした失業武士たちが「これからどうしよう…?」と思い悩みました。
そこへ救世主が現れました。
小幡高政(おばたたかまさ)により全国でも初めて夏みかんの集団栽培に成功したのです。

萩と夏みかんの歴史

その当時、写真のような大きな夏みかんだと3個くらい。通常サイズでは4~5個くらいで米1升の価値があったそうですよ。いかに高価な果物として買い求められていたかがわかりますね。

昔は、今ほど果物の種類もあまり豊富ではなく、ビタミン不足からなる『 脚気(かっけ) 』にかかる人も多かったようです。また寒い地方では、夏みかんの木が育たない為、出来た夏みかんを購入するしかないという強みもあり売れに売れたそうです。

明治30年代には、当時の萩町の総予算の8倍以上にあたる金額を夏みかん産業だけで叩き出しています。更に、夏みかんの木が3本あればその家の子は上級学校に通わすことが出来た・・・
などと、まだまだ、夏みかんに関するよもやま話は続くのですが・・・

おっと、ここからは、萩へ来られてからのお楽しみ!
直接、ガイドの平野がお話をさせて頂きますよ。


例年、ゴールデンウィーク頃から5月中旬にかけて、夏みかんの花が咲き、まちじゅうがよい香りに包まれます。
※今年はいつもより開花が早くなっているようで、4月下旬の時点ですでに開花しているものも見られます。


【ガイドさん説明】
そうなんです!

実は、夏みかんの花の香りって ‟全国かおり風景100選” に選ばれているんですよ。

2001年(平成13年)10月環境省が、自然の花・樹木・果物、海岸や温泉に加え、地方の産業や特産の藍染・和膠(にかわ)・墨・製茶や線香など暮らしのヒトコマに結び付く料理や行楽地、庭仕事などありとあらゆる分野から記憶に残る香りが選ばれています。
今年の開花宣言は、4月30日で、例年より少し早めに白い可憐な花が咲いています。

 

 

平安古鍵曲(ひやこかいまがり)

かんきつ公園から歩いてすぐのところに、平安古鍵曲があります。

【ガイドさん説明】
ご覧のように、道がカクンとクランク状態で鍵の手に直角に曲がっており、「鍵曲」と書いて「かいまがり」と読みます。
両側を高い土塀や白壁で囲まれ、全く見通しがきかないように出来ているのが特徴です。


平安古鍵曲のほか、堀内地区に堀内鍵曲があります。

平安古鍵曲 堀内鍵曲

フォトジェニックなスポットとしても人気の鍵曲。
ポスターにも使われる素敵なロケーションで、萩の想い出に是非1枚いかがですか。


ここでは、背の高い土塀の向こうから夏みかんの実や花がのぞく姿を見ることができます!

 

萩城城下町(はぎじょうじょうかまち)

江戸時代の町並みが残る城下町でも、夏みかんを見ることができます。

【ガイドさん説明】
参勤交代で萩城を出発した大名行列が通る当時のメインストリート「 御成道(おなりみち)」。
東西に走るこの 御成道に対して南北に走る江戸屋・伊勢屋・菊屋という3本の横町からなる萩城城下町があります。
昭和42年1月10日に国指定史跡となりました。

そして2015年7月8日には、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつ『萩城下町』として「萩城」「旧上級武家地」「旧町人地」をひとくくりとしたエリアが指定されました。

あの高杉晋作も、木戸孝允も、小田村伊之助(楫取素彦)も、わずかこの一画だけでも数多くの勤王の志士達が生まれ育ち、幕末ファンにはたまらん町。それが萩なのです!
ゆったり・まったりと歩いて散策して頂きますことをお勧めいたします。


この城下町エリアは見どころがたくさん!
ガイドさんのお話を聞きながら散策されると、いろんな発見がありますよ!

城下町エリアのスポットはこちら 

 

木戸孝允旧宅そばの広場では、背の高い夏みかんの木を間近で見ることができます。

【ガイドさん説明】
萩の名産 夏みかん。この酸っぱさがたまらなく美味しいのですが、
現在ではジュース・マーマレード・夏みかん丸漬け・夏みかんゼリー・・・などなど
沢山のお土産物の原材料にもなっておりしっかり需要があります。

これからの時期、夏みかんソフトクリームもおすすめです!


おすすめ!萩の夏みかんソフトクリーム

 

しかも食べ物ばかりではありませんよ。
全開に開花した状態の夏みかんの花を摘み取り蒸留して、天然素材のアロマオイルを抽出し、
香水へと変身します。
また、最近では、化粧品とのコラボも行われており商品化に向けて進化中です。

写真左)夏みかんの花の香りをイメージしたオードトワレ「萩のほの香
写真右)夏みかんの花を摘み取り蒸留して抽出した天然のアロマオイル「萩の癒し
いずれも萩市観光協会などで販売しています。

 

萩の風景を彩る夏みかん。
景観を楽しむだけではなく、花の香りを感じ、味わうことができる、まさに萩を代表する逸品です!